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Wii fitがやってきた

妻とこどもが、ちょっとでかけてくるといってから30分ほどして。

大きなビニールのつつみを抱えてリビングに入ってきた。
wii fitがやってきた。正月のこどもの資金力はすごい。その資金力にすがりたい。
そんなことをいっているから、今の男親が馬鹿にされるのだ。

ここは、毅然とした態度で、「おとうさんにもやらせてくれるかな?」とお願いしよう。
じゃなくて、「俺にもやらせろ」と父として当然の顔をしてこどもに懇願(え?)しなくてはならない。

さて、そのゲームというか、バーチャルなフィットネスクラブプログラムは、とてもよくできている。
1年ほど前に本体とともに同時購入した「スポーツ」というソフトをしのぐかのいきおいの出来である。
(世間のみなさんは、wii fit自体が1年以上前から販売されていることをご存知のはずなのだが)
自分の年齢、身長を入力すると勝手に体重を量ってBMIを算出してアバター(Miiという)に登録する。
体重など知れて欲しくない情報にはパスワードをかけることもできる。
踏み台となっている体重計のお化けみたいな「板」は、単3電池4本で駆動しており、本体とはBluetoothでワイヤレス通信をしている。

その筋の専門の先生が監修をつとめているとあって、体の重心バランスをネタにしたゲームやヨガのポーズ(易しいやつね)やらリズムダンス、フラフープ、マラソンといった有酸素運動に筋力トレーニングのメニューもついており、1年以内に何kg減量するといった目標を設定したプログラムを実行できる。
とりあえず、3ヶ月で4キロ減らすというアンパイな(うそー!)目標を設定してみた。
家族全員のアバターを登録して、競うことになった。
楽しくてメタボ対策にもなってすばらしいじゃないの。

うん。とうなずきながら、缶ビールを開けている自分がいた。
お父さんもやせられるかな~。

こどもはいうに違いない。「それ 無理っ」

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クラッシュ

思いがけない、他人同士のちょっとしたぶつかり合いが、いくつもの物語をつむぎだしていく。
人種差別の根が残っておりさまざまな人種が同じ街に住むロサンゼルスを舞台に、
知事、刑事、警官、泥棒、主婦、自営業者、店主・・・そしてその家族達の各々のエピソードが、
最初はそれぞれ単独に、やがて重奏のように重なり、そして複雑に交差していく。

宇宙的な確率で、いくつかの人生、ちょっとした出会い頭の事故で交わっていく。

登場する人物達の家庭の事情は、身近で、深刻で、不幸で、幸せで・・・どれも切ない。
切ないゆえに鑑賞者は3分で、事情を納得し、どれも気になることになる。

別々に進行していくエピソードが点で結ばれていく見事な構成。
天国と地獄、善と悪とが信号機の色のようにくるくると明滅する人生の交差点。

日本でいうところの、袖振り合うも縁の中。

人の出会いや人生は、思い通りになるようでならない偶然の「クラッシュ」の連続だった。
まるでパズルのように、組みあがっていく映画。

私が観たのも、何かの偶然。
もっと偶然をつくってみない?

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